-あらすじ-

「そんなことなら、是非私に手伝わせてくださいっ！！」中村教授という人物を、凛花は信じてしまった――ほんの一瞬でも。

大学でバイオテクノロジーを研究する中村は、数ヶ月をかけてある‘薬品’を完成させていた。
それは、肉体と精神を分離し交換する禁断の薬。
効果を知りながら、教授はそれを凛花と‘同時に’摂取するよう仕向けた。
そして、同時に摂取した瞬間――ふたりの身体は、入れ替わっていた。

「1ヶ月、君の体を借りる。嫌なら…一生このままでもいいが？」

脅しとも説得ともつかぬ言葉に、凛花は逆らえず、しぶしぶ‘自分’を渡す。
その日から、自分の知らないところで、自分の体は教授の手に委ねられていく。

鏡に映る裸体を眺め、下着を確認し、排泄の感覚を味わいながら、
教授は「凛花の体」を細部まで観察し、使いこなしていく。
その探究心は、知識か、それとも欲望か。

これは――身体を奪われた少女と、奪った男の、
理性と本能が交錯する、禁断の‘肉体交換生活’の記録。

肉体の自由は、もはや彼女のものではない。

※作品にはモザイク処理を行っております。
サークル:アシスト書店/作者:夏目恋歌

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