地元でも歴史ある神社に通うことになったのは、進学費用を少しでも補うため。
紹介されて始めたのは「巫女見習い」のアルバイトだった。

境内の空気に緊張しながらも、私は元気よく挨拶をする。

「本日からお世話になります！」

穏やかな笑顔で迎えてくれたのは神主さんと、年配のスタッフの方々。
初日は掃除や準備など、簡単なお手伝いで終わり、少し安心した。

――数日後。

「そろそろ君にも‘浄めの作法’を教えようか」と、神主さん。

「はい、よろしくお願いします！」

「じゃあ…まずは衣装を脱いで身を清めようか。」

「……えっ？」

聞き返す間もなく、彼の声はどこか厳かで逆らえない雰囲気を帯びていた。
この神社には、代々伝わる‘特別な儀式’があるという──
そしてその本当の意味を、私はまだ知らなかった。

FANZA